「中学受験では思考力が大切」と聞くけれど、具体的にどんな力なのか、何を勉強させればいいのかわからない……。
そんな悩みを抱えていませんか?
中学受験の勉強というと、塾のテキストや問題集を使って知識を増やすことを考えがちです。
しかし、知識をたくさん覚えるだけでは、初めて見る問題や複数の知識を組み合わせる問題に対応することはできません。
では、思考力を伸ばすために、どんな勉強をすればいいのでしょうか?
この記事では、中学受験で求められる4つの思考力と、思考力を伸ばすための具体的な勉強方法を紹介します。
さらに、低学年から家庭でできる取り組みについても解説します。
「思考力を伸ばしたいけれど、何をすればいいかわからない」という方も、この記事を読むことで、今の学習や家庭での関わり方を見直すヒントが見つかるはずです。
中学受験に必要な思考力は、特別な勉強だけで身につけるものではありません。
毎日の学習や親子の会話の中でも育てることができます。
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受験の直前になってからでは、積み上げられない力があります。
今のうちに、知ることから始めませんか?
中学受験でなぜ思考力が必要なの?

中学受験では、これまでに覚えた知識をそのまま答えるだけではなく、問題文や資料から必要な情報を読み取り、知っている知識と結びつけて答えを導く問題が出題されます。
例えば、社会では統計資料から特徴を読み取ったり、学んだ知識と自然現象や産業との関係を考えたりする問題があります。
そのため、中学受験の勉強では、知識を増やすことに加えて、その知識を使って考える練習も大切です。
知識を覚えるだけでは解けない問題が増えている
中学受験の問題には、公式や知識を覚えていれば、そのまま答えられる問題だけではありません。
問題文を読んで条件を整理したり、表やグラフから特徴を読み取ったり、これまでに学んだことを組み合わせたりしながら、答えを考える問題もあります。
つまり、「知っているかどうか」だけでなく、「知っていることをどう使うか」が問われるのです。
知っている知識を使って自分の答えを導く力が求められている
だからといって、思考力を伸ばすために知識はいらない、ということではありません。
知識があるからこそ、その知識を使って考えることができます。
例えば、社会で「米の生産がさかんな地域」を覚えるだけなら、知識の暗記です。
そこから、
「なぜこの地域で米づくりがさかんなのか?」
「気候や土地の特徴と関係があるのかな?」
と考えていくと、覚えた知識が別の情報とつながっていきます。
このように、知識を覚える→知識を使って考える→自分なりの答えを導くという学びが、中学受験で求められる思考力につながります。
中学受験で求められる4つの思考力

中学受験で求められる思考力は、単に「難しい問題が解ける力」ではありません。
問題文や資料から必要な情報を見つけ、知っている知識と結びつけ、試しながら答えを導き、その考えを相手に伝える。
こうした一連の力が、さまざまな入試問題で必要になります。
実際、中学受験では選択肢から答えを選ぶだけでなく、自分の考えや意見を書く記述問題も多く出題されています。
ここでは、中学受験の学習で特に意識したい4つの力に分けて見ていきましょう。
問題文や資料から必要な情報を読み取る力
まず必要なのが、問題の中から答えを出すために必要な情報を見つける力です。
中学受験では、長い文章だけでなく、表やグラフ、地図、写真など、さまざまな資料を使った問題が出されます。
書かれていることをすべて覚えるのではなく、
- 何を聞かれているのか
- どの情報に注目すればいいのか
を読み取ることが大切です。
例えば、社会の問題でグラフが出てきたとき、数字そのものを覚えているだけでは答えられません。
数字の変化や違いに注目して、そこから何がわかるのかを考える必要があります。
普段の学習でも、「問題文を最後まで読む」「何を聞かれているか確認する」ことを意識するだけで、問題の読み方は変わってきます。
情報を整理して関連づける力
必要な情報を見つけたら、次はそれぞれの情報をつなげて考える力が必要です。
例えば社会で、ある地域の気候についての資料と、農業についての資料が出ているとします。
「この地域は雨が多い」という情報と、「この地域では○○の農業が盛ん」という知識を別々に覚えるのではなく、「雨が多いことと、この農業にはどんな関係があるんだろう?」と考えてみる。
このように、一つひとつの知識をバラバラに覚えるのではなく、知っていること同士をつなげて考えることが、思考力につながります。
試行錯誤しながら答えを導く力
中学受験の問題は、最初から解き方がわかるものばかりではありません。
特に算数では、図を書いてみる、数字を入れてみる、場合分けをしてみるなど、いろいろな方法を試しながら答えを探す問題があります。
ここで大切なのは、最初の方法でうまくいかなかったときに「わからない」で終わらないこと。
「この方法ではうまくいかなかった」
「じゃあ、別の方法ならどうかな?」
と考え直すことです。
思考力を伸ばすうえでは、一度で正解することだけでなく、うまくいかなかったところから別の方法を考える経験も大切になります。
自分の考えや答えを説明する力
最後は、自分がどう考えたのかを相手に伝える力です。
中学受験では、答えを選ぶだけではなく、自分の考えや理由を書く記述問題も出題されています。
どのように考えて、答えにたどり着いたのか?理由まで説明することが大切です。
家庭でも、問題が解けたときに「正解したね」で終わらせず、
「どうしてそう思ったの?」
「どこを見てそう考えたの?」
と聞いてみると、自分の考えを言葉にする練習になります。
この4つは別々の力ではなく、「読み取る→整理する→考える→伝える」という一連の学びの中でつながっています。
だからこそ勉強でも、正解だけを見るのではなく、そこにたどり着くまでの考え方を大切にすることが重要です。
中学受験の思考力を伸ばすには、どんな勉強をすればいい?

思考力を伸ばしたいからといって、特別な「思考力問題」だけをたくさん解く必要はありません。
中学受験の4教科の学習でも、「覚える」だけで終わらず、知っていることを使って考えることを意識すれば、思考力を鍛えることができます。
算数の文章題や思考力問題に取り組む
算数は、思考力を使う場面が多い教科です。
文章題では、問題文に書かれている条件を整理し、何を求めればいいのかを考えてから解き始めます。
すぐに計算を始めるのではなく、図や表を書いて条件を整理することも有効です。
これまでに習った解き方をそのまま当てはめるのではなく、図を書いたり、数字を入れて試したり、いくつかの場合に分けたりしながら答えを探すことが大切です。
難しい問題をたくさん解くことよりも「どうすれば答えにたどり着けるか」を考える時間をつくることを意識しましょう。
国語の読解問題で文章の内容を深く考える
国語では、文章を読んで正しい答えを選ぶだけでなく、「なぜこの人はこう思ったのか」「筆者は何を伝えたいのか」まで考えることが大切です。
例えば、物語文なら登場人物の行動だけを見るのではなく、そのときの気持ちや、そう行動した理由を文章の中から探します。
説明文なら、筆者がどんなことを伝えようとしているのか、どの部分がその根拠になっているのかを確認します。
こうした読み方を続けることで、文章に書かれている情報をもとに、自分で考える力が身についていきます。
理科や社会を日常生活と結びつけて考える
理科や社会は覚えることが多い教科ですが、暗記だけで終わらせないことも大切です。
例えば理科で天気を学んだら、実際の天気予報を見ながら「明日はどうなりそう?」と考えてみる。
社会なら、スーパーで野菜を見たときに「これはどこでつくられているんだろう?」と産地を調べてみる。
このように、学校や塾で学んだことを身近な出来事と結びつけると、知識が単なる暗記ではなく、「なぜそうなるのか」「どんな関係があるのか」を考える材料になります。
答えだけでなく解き方や理由を説明する
問題が解けたら終わりにせず、「どうやって解いたの?」「どうしてそう考えたの?」と説明してもらうのもおすすめです。
例えば算数なら、「この式にしたのはどうして?」
国語や社会なら、「文章のどこを読んでそう思ったの?」と聞いてみます。
自分の考えを説明しようとすると、頭の中で考えていたことを整理する必要があります。
記述問題への対応だけでなく、自分がどう考えたのかを振り返る機会にもなります。
中学入試でも、記述を通して自分の考えや意見を表現する力が問われています。
一度解いた問題を別の方法でも考えてみる
一度正解した問題でも、「他の方法で解けないかな?」と考えてみると、思考力をさらに伸ばせます。
例えば算数なら、図を使って解いた問題を式だけで考えてみたり、反対に式で解いた問題を図にしてみたりする方法があります。
同じ答えにたどり着く方法がいくつかあるとわかると、「この問題なら、この方法が使えそう」と考えられるようになります。
ただし、すべての問題で別解を考える必要はありません。
まずは、子どもが「もう少し考えてみたい」と思った問題から試してみると良いです。
中学受験に必要な思考力を家庭で育てる方法
中学受験のために思考力を育てるといっても、家庭で特別なことをしなければいけないわけではありません。
普段の勉強や親子の会話の中で、子どもが自分で考える時間を少し増やすことから始められます。
答えをすぐに教えず、自分で考える時間をつくる
子どもが問題を解いていて、「わからない」と言ったとき、すぐに答えや解き方を教えてしまうことがあります。
もちろん、どうしてもわからないときには教えることも必要です。ただ、その前に、
「どこまではわかる?」
「問題に何が書いてある?」
「まず何をしてみようか?」
と声をかけてみましょう。
自分で考えてみる時間があることで、子どもは「わからないから教えてもらう」だけではなく、自分で答えを探す経験を積むことができます。
「どうしてそう思った?」と子どもの考えを聞く
子どもが答えを出したら、正解かどうかだけを確認するのではなく、
「どうしてそう思ったの?」
「どこを見てそう考えたの?」
と聞いてみましょう。
答えを出すまでにどんなことを考えたのかを話してもらうことで、子ども自身も自分の考えを整理できます。
親にとっても、子どもがどこでつまずいているのか、どんなふうに考えているのかを知るきっかけになります。
間違いを責めず、考え直す経験を大切にする
思考力を育てるためには、間違えないことよりも、間違えたあとにどう考え直すかが大切です。
間違いを責めるのではなく、
「どこで違ったのかな?」
「もう一回考えてみようか」
「別の方法だったらどうかな?」
と声をかけてみましょう。
一度考えた答えを見直し、別の方法を試してみる。
こうした経験を重ねることで、うまくいかなかったときにも考え続ける力が身についていきます。
読書や日常の会話から、考える機会を増やす
思考力を育てる機会は、勉強時間だけではありません。
例えば本を読んだあとに、
「この登場人物はどうしてこうしたのかな?」
「もし自分だったらどうする?」
と話してみる。
ニュースを見て、「どうしてこうなったんだろう?」と一緒に考えてみる。
料理をしながら「どうしたらもっと早くできるかな?」と考えてみるのもいいでしょう。
このように、日常の中にある出来事を題材に考えることも、思考力を育てるきっかけになります。
子どもの「好き」や「知りたい」を一緒に深掘りする
子どもが興味を持ったことは、思考力を育てるチャンスです。
例えば、電車が好きな子なら「どうして電車はこの線路を走るの?」「この駅はいつできたの?」と、一緒に調べてみる。
昆虫に興味を持ったら、図鑑で調べたり、実際に観察したりする。
大切なのは、親が答えを用意してあげることではなく、子どもの「もっと知りたい」を一緒に楽しむことです。
興味のあることなら、子ども自身が調べたり、比べたり、考えたりしながら学びを深めていきやすくなります。
考えたことを自分の言葉で説明する機会をつくる
考えたことを誰かに伝えるときには、自分の頭の中を整理しなければなりません。
例えば、勉強が終わったあとに、
「今日、どんなことがわかった?」
「一番おもしろかったのはどこ?」
「どうしてその答えになったの?」
と聞いてみるのもよいでしょう。
うまく説明できなくても問題ありません。話しているうちに考えが整理されることもあります。
「考える」だけで終わらず、「自分の言葉で伝える」まで経験することが、思考力を育てるうえで大切です。
中学受験に必要な思考力は、日々の学びの中で育てられる
中学受験では、知識を覚えるだけでなく知っている知識を使って考え、自分の答えを導く力が求められています。
思考力を育てるために、特別な勉強をたくさん増やす必要はありません。
算数や国語、理科、社会の学習でも、答えだけを求めるのではなく、「どうしてそう考えたのか」を考えること。
そして、日々の会話や読書、子どもの「好きなこと」や「知りたいこと」をきっかけに、考えたことを自分の言葉で伝えること。
こうした経験を積み重ねることが、中学受験で必要な思考力を育てることにつながります。
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中学受験を目指している方はもちろん、受験の先にもつながる力を育てたい方にもおすすめです。
今のうちに、これからの子どもたちに必要な力について知っておきませんか?
\ お子さんの未来の選択肢が一気に広がる/
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- お子さんが受験や面接などでも、自分の強みをしっかり言語化できるようになる
- 途中で投げ出さず、継続できる力が育つ
- 探究学習・小論文・総合型選抜で強みを活かせる
受験の直前になってからでは、積み上げられない力があります。
今のうちに、知ることから始めませんか?


